ママ教員の仕事と美容

美容好きな元教員ママと、乗り物大好き息子の毎日

【4ヶ月の安静生活】無事に産むまで〜その2〜

ついに妊娠後期に突入

やはり簡単には退院とはならず

前回の内診で40㎜の頸管長でしたが、妊娠後期初日の28週0日では、夕方からかなり頻繁にお腹が張るようになりました。やはり点滴慣れというのがあるのか、と実感しました。

張りが収まらなかったので、NSTを急遽やると、点滴の流量を上げられることに。

つい先日までは「すぐに退院できるかも」なんて淡い期待を持っていたのに、結局そんな簡単に事は運ばないな、と落胆した瞬間でした。

妊娠後期と言えど、まだまだ先は長く、ここで陣痛がきて産んでも、おそらく助からない。後期に入ったことは素直に嬉しかったけれど、それでも先を考えると不安でいっぱいでした。

満月と低気圧パワー

流量が毎日のように上がり、気がついたらほんの数日で、2A30まで上がっていました。ちょうどこの頃は大型台風が来ていて、低気圧が続いていました。お腹の子供は、なぜか低気圧になるとすごく暴れていました。蹴られると、一気に張るので、本当にやめてほしかったです…。また、重ねて満月の日もあり、噂に聞いた通り、その日は胎動も激しく張りも激しく、ほとんどまともに寝られませんでした。

 

点滴差し替えのこと

入院生活で一番億劫だったことは、点滴の差し替え。入院前にもたくさん切迫入院患者さんのブログを読んで、いかに点滴漏れが辛いかはよく分かっていました。

入院して初めての差し替えは本当に朝からずっと緊張していました。幸い、私は血管がしっかりあるタイプだったので、いくつかの血管をローテーションして使った血管を十分に休ませることができたし、差すこと自体が比較的簡単だったらしく、また看護師さんたちも上手だったので1週間以内に差し替えということは入院中1度もありませんでした。本当にありがたかったです。

ただ、看護師さんたちには「点滴と注射が死ぬほど苦手」というアピールは常にしていました。針を見るのも怖い、テープで保護されているところですらあまり見たくない、と言って「差し違えないようにしないと」というプレッシャーをさりげなく与えていたつもりです(笑)自衛、大事!

 

32週になって変わったこと

張りに対してかなり寛容になる

妊娠後期についに入り、主治医の先生がかなり「お腹が張る」ということに対して寛容になりました。

今まで先生は「張りがあるのは異常なこと。普通は走ったって何やったって張らない人は張らない」という感じだったのに、32週になった途端、「もう32週だから、仕方ないよね。」と口にするように。その寛容さが安心材料になっていました。「そうか、もう私そんな段階まできたんだ!」と。

快便になる

これは、週数に関係していることではないのかもしれませんが、酸化マグネシウムやビオスリーをずっと飲んでいて、これの飲む量やタイミングなどを調整すると、かなりお通じの調子がよくなりました。飲みすぎても良くないということがわかったのです。

妊娠生活も長くなると、自分の体との向き合い方も随分上手になるものだな、と思いました。

 

欲深くなる

妊娠後期に入ると、「もっとお腹にいてね」と以前よりもすごく欲深くなりました。ここまで頑張ったんだからまだ頑張れる!今陣痛きたら入院中の病院では産めないので、どうにか35週までは耐えて!と思うようになりました。

切迫と診断された時には「32週なんて夢のまた夢…。早産なら御の字。流産してしまうかも。」なんてずっと思っていたのに、壁を乗り越えてくると、次から次へと欲が出てしまうものですね。

 

恐怖のマグセント

マグセント追加時のこと

しばらく大きな張りもなく、頸管長も20ミリくらいをキープしていたのでずっとウテメリンの流量は4A36でした。もう2回しか後がないということで、先生もなるべく流量を上げないように判断してきていました。

しかし、33週にして、ついにとてつもない張りがやってきたのです。痛みを伴う定期的な張りで、ナースコールをしてNSTをしてもらうと即座にウテメリンの流量を上げてもらいますが、全く効果なく、更にウテメリンMAXに。

これで落ち着いてほしいと思いましたが、MAXの流量でも張りに変化はなく。主治医の先生を呼んで、「マグセント追加」が決まりました。

地獄の30分間

安静中、とにかく色々な切迫妊婦さんのブログを読んで「マグセント」については情報をもっていました。とにかく恐ろしく副作用の強い薬で、「妊婦殺し」という異名があるということ。

私も実際、地獄を見ました。

私の場合は最初かなり強い流量で30分間一気に流すというやり方だったので、その30分間が本当に辛かったです。激しすぎる点滴痛と、喉が焼けるように熱くて痛いのが止まりませんでした。涙をぼろぼろ流しながら呼吸するのがやっとで、ゼーハー言いながら耐え凌ぎました。目は開けているのに、目の前が真っ白で何も見えなかったのを覚えています。

張りは落ち着く

30分間マグセント追加したお陰で、張りは一気になくなりました。流量を下げた途端、点滴痛も喉の焼けるような痛みもなくなり、汗びっしょりの体を起こして水をがぶ飲みしました。

点滴の処置してくださった看護師さんにもすごく心配をされました。

その後の副作用は・・・?

看護師さんによると、マグセントを追加した患者さんは頻繁に嘔吐したり歩けなくなったりするということでした。

ただ、私は流量下げてからすぐ自分で歩いてトイレに行ったので「すごいですね!なかなかできないですよ」と言われました。それくらいほとんどの患者さんに副作用の症状が出るらしいです。

マグセントによる副作用は、私は特にはありませんでした。とにかく最初の30分間が本当に二度と体験したくないほどの地獄でした。

マグセントをしてから変わったこと

マグセントを追加してから、毎回ビーカーの中に用を足して尿量を確認して紙に書き、看護師さんに提出しなくてはなりませんでした。これがかなり面倒でした。

また、やはり体が怠い感じがあったので、シャワーを浴びずに看護助手さんに洗髪をお願いしました。週に2回の唯一の楽しみでした。

体が重くなるので、ちょっとトイレに行って帰ってくるだけでも息切れをして、戻ってくるなりベッドに倒れ込むようになりました。